サモトラケのニケに逢いたくて

　否決された。
　もうみなさんはご存知だと思う。『郵政民営化法案が否決された』というより『総選挙になった』事の方が大きくなっているような気もする。
不思議なもので、この状態になって、小泉さんの支持率が上昇したとか。なぁんとなくわかるような、わからないような…。

　ニュースを見ていると、反対した議員さんたちは今になって『民営化に反対ではない、法案に反対だった。』と言っている。しか〜し、参院を通る前はそんなこと聞こえてこなかったような気がする。
法案に対して、反対か賛成かの表明をすることで騒いでいた（すいません、私にはそう思えて仕方ないような気がしなくもない。この前も書いたけれど、何かよくて何がいけないのか国民のどのくらいの人がわかっているのかが一番大切だと思う。総選挙になった今、余計にそう思う。

否決された翌日、経済新聞には著名な経済界の方々にアンケートをした結果がでていた（それにしても早かった）。
それによると、否決されたのは残念だという意見が約６割近く。
民営化にもっとも近いのは政治家ではなく、こういった経済界や、一般の私たちではないだろうか。
もちろん、民営化には賛否両論だと思う。
それを国民の代表として、話し合うのが国会なのではないのか？

大きく反対表明をされた方が見えた。これにしても他の因縁からじゃないかと思ってしまった。本来の内容を吟味して決めたのかは？だけど、それくらい実際の目に見える力とは裏腹な力が多すぎる今の政界には、自分たちの国をよくしよう、自分は国民たちの代表なんだ、という意識を持った方がみえるのか、真剣に考えてしまう。

来月の総選挙。
いろんな意味で気にはなる。私の住んでいる選挙区も一波乱ありそうだ。