サモトラケのニケに逢いたくて

昨日、会社で今回の衆議院議員の選挙について話をした。
そこで後輩が行ったのがタイトルの言葉。
　
　『どうして国会議員になりたいんですかねぇ？』

ごもっとも。
彼曰く、『お金が欲しいからか、有名になりたいからか？いったい何がしたいんですかねぇ〜？？？』と。
確かに、お金は私たちの想像をかけ離れている世界なんだろうなと思う。
有名になるについては、おそらく最初は

　『こんな日本にしたい』

と思って代議士になるべく手を挙げたのだと思いたい。
しかし、そういった後で国会で居眠りだ、秘書の給与の不透明な部分や、経歴偽証、さらにこれまた不明瞭な政治献金。
ひとたび先生
と呼ばれるようになると変わってしまうのだろうか。

後輩にはこう話した。
『小学校だって、中学だって高校だって児童会や生徒会があるじゃない？あそこもバビロンだよ。』と。

誰しもこんな学校にしたい、自分たちの力で変えたい、と執行部へ名乗りをあげてきているはず。
議員だって、その良くしたい対象が日本という国になっただけで最初は何か思いがあったはずだと思うのだ。そして議員になったということはその思いを有権者が支持してくれたということなのだ。

はたして、今度の選挙に出馬される方々はそのことを覚えてみえるのだろうか。
あくまでも国会議員＝国民の代表なのだから。

一部の人だけが利益を享受できる社会は、民主主義とはいえないのではないかとさえ思えて仕方がない。