サモトラケのニケに逢いたくて

ようやくと言うべきか、今更と言うべきか、株式の売買単位を見直すらしい。
現時点では７種類(１、１０、５０、１００、５００、１０００、３０００)の売買単位がある。
わかっていても間違えそうになるのだから怖いこの取引単位、英仏独は１株単位、米は原則１００株単位になっている。
株式市場の発展だ、経済の発展だと言う前に見直さなければいけないとこは沢山あるのではないかと思う。すべてがドロナワ式だから、だからいい結果がでないんじゃないかと思ってしまうのは私だけだろうか？？？

昨年起こったジェイコム株の商い間違いだってそうだ。大きい小さいで決め付けるわけには行かないが、あれほどの規模の会社でなぜそんな間違いがおこった？と社内でもみんな不思議がっていた。ウチだって警告メッセージはでるし、ネット証券だとさらにしっかりしているような気がする。
今ある立場に安心しきっていて、気持ちにゆとりいや気を抜いてしまうから起きることもあると思う。

先日、ある新聞に某有名企業のトップのインタビューが載っていた。そのトップは現在国内でもトップクラスと呼ばれる自社が今年は世界を目指して成長しようとするときに、社内の役員は『忙しいから…』と会議を欠席するようになってきてることに危機感を感じているとい。
この会社の場合、役員達の気の緩みをなんとかしないと世界なんてとてもというトップの気持ちがわかるから、それが改善されればさらに成長すると、私は期待している。

だからこそ、２００９年の株券のペーパーレス化（今現在は株券を手にすることができるのです。スタバの株券だとあのトレードマークが株券についてるから、結構可愛い。それがなくなるのも寂しいけど、現在では偽造だって複製だって簡単にできてしまうらしいからこういったことが検討されてきている。けれど、先に書いたような売買単位の変更や、会社側からの手続きにかかる費用の軽減化、さらには売買から４日かかる決済を短縮するためにもペーパーレスは必要なのだ。でも、やはりこれに対しても私は遅いと感じる。）があるのだし、東証だってシステム化されてきたんだと思う。
ＩＴ企業と呼ばれる企業が急成長を遂げてきたのだけれど、いつになってもコンピュータと使う側にあるのが人間だということを忘れてはいけないと思う。
そして、人間がやるからには機械的には物事は進まないんだということ、要するにもっと柔らか頭で考えて欲しいんだってこと。

どのくらいの役人さんがわかってくれてるんだか、とっても心配になってきた。