無心

くろねとやまこ

2005年10月10日 23:18

あれは何年前だっただろう。
中学の家庭科の授業で『刺し子』の作品を作った。私はテーブルクロスを作ったのだけれど、それはいまでも我が家の居間にある。「よくこれだけできたなぁ。」とふと見て今思う。決して上手ではないのだけれど、一生懸命やったことは記憶にあるから不思議だ。

春だっただろうか。雑誌に料理家やスタイリストの方々の愛用品が紹介されていた。
そのなかにどこかのおばあさんが作られたという刺し子のふきんがあったのだ。
その刺し子を紹介されていた人は、そのおばあさんが見えるところへ出かけた時に無理を言って分けてもらってくるのだそう。
そこで私は『そっか〜そんなにいいのか〜。昔作ったよねぇ。出来るかなぁ?出来るよね?』と一人で納得し、まずは材料と道具を購入(これが私の悪いとこ。あるもので間に合わせようとせず、なにか始めるときはエイヤっと道具とか材料とたくさん買い込んでしまうのである)。そして作りたいと思いながら季節は過ぎ気がついたら10月。
主人のリクエストもあって比較的のんびりした連休だったので『おしっ』と準備に取り掛かり昨晩から縫い始めてみたのです。
やり始めると面白くて面白くてやめられない。ただ、普段やってないもんだから手が痛くなるんで休憩しながら夜のうちにかなり縫ってしまいました。
で、写真が縫い終わり。まだふちの始末をしていないので完成品ではないけれど、縫い目が不ぞろいでも愛嬌愛嬌。やれば出来ると妙に自慢げな私でありました。

縫ってる間は、真剣そのもの。
おかげでなぁんにも考えずに逆にすっきりしたような気がします。
調子に乗って次の作品に針を通し始めたのであります(まだまだ買いだめしてるから(涙))。


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